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バリ2017 三日目 恐怖の漂流体験記を熟読した日

バリ三日目。

今日も、ローカルの皆さんに波を譲ってもらいました。
ありがとう、バリニーズ・・か、インドネシアンかわからないけど、インドネシアのサーファーのみなさん。

ファンボードで沖から乗ってくるうまいお兄さんがいる限り、馴れない私には小さいボードゆえインサイドめで待機している私のところに波は来ない。

永遠に来ない・・・に近かったら、ちょっと強そうなお兄さんがインしてきた時に、他の同じくインサイドにいてなかなか自分の版が回って来なかったローカルおじさんと一緒に、私に一本乗らせてあげようということになったみたいで、

「いいよ、あれにトライして」

「あいつのことは気にするな。俺の友達だから」

と言って、パドルパドル・・・と二人掛かりで私に波を譲ってくれた。

 

沖からきたファンボードのお兄さんは、その状況に

「ええー、俺乗ってきてんのに、ちょっとー」

って感じだったけど、

「お前さっきから乗りまくってるだろ!!一本ぐらい譲ってやれや」

って感じで諭されていた。

インドネシア語なので正確にはわかんないけど、「スカリー!!」っていう最後のところだけ聞き取れた。

スカリーって一度って意味ととてもって意味があるけど、まあそんな感じかなと。

まあそれもこれも、一人できていて、永遠に乗れない初心者で、隅っこでふがふがしてるから、、そして彼らが超うまいローカルサーファーでガンガン乗れるからこその余裕からくる慈悲だよなあ。

大人と子供くらい実力が違うんだもの、多少は乗せてあげないとオトナ気ないってところなんだろう。

これで乗れないと本当に申し訳ないんだけど、なんだかんだそうやって譲ってくれると意外と乗れることも多いんだよね。

やっぱり沖の人が乗りそうだと、乗れませんでした!ってなるまで、こちらもパドルを開始できないので、直前で慌ててパドル開始しても乗れないんだけど、え!ショートボードだけど?こんな奥からパドルするの??っていうくらい結構波が遠くにある時から、パドルパドル・・・って言われるので、え!!?もう?今から??って思いながら、言われるがままにパドルをガンガン開始すると、結構乗れるというね。。

やっぱりパドルが足りてないんだなあ。。

ということがよくわかりました。

だからこそ、このボードにしてから、テイクオフの時に、

ひ!真っ逆さまに落ちる!!怖い!!ってなって、ボードに慌てて座る

というやつ(跳び箱にまたがるような感じ)がまた発生した。

以前、時々発生してて、何だこの現象?と思ってたけど、やっぱりスピードが足りない時に起きる現象だと思う。

スピードが足りなくて波に乗り遅れてるから、波の崖っぷちに打ち上げられるような感じになるんだと思う。

もちろんそこから力技で乗っていくことも可能だとは思うけど、シーソーみたいな感じで、がっくん!と飛び降りるようにして乗っていく感じになってスリリングだし、もちろん力技で乗り込もうとしてもうまくやらないとパーリングってことになるかと。

なので、おわ!となってブレーキかけるのも、別にビビりだから悪いということもなく、もはや乗り遅れて相当に厳しい状況になってるんだからやむなしということにしてるんだけど、どうでしょうか・

さてパドルが足りない、しかも最後の四掻きくらいの深さが足りないなー。。

ということでそこを心がけていて、最後の方は多少できてきたかな。

波が変わってきたせいもあるかもしれないけど、今日の最後の方は結構乗れてきたかな。

とはいえ、やっぱり満足に乗れるのは一日一回、というとほほペースできています、この三日間。

満足に乗れるというのは、

波の上の方で立てて、横に行ける

という状態なのですが、今回のクタではなかなかねえ。。

しかし先日の日本の海を見たせいか、クタビーチを「あれ?今日空いてない?」と思った私がいましたよ。

私の中で今まではクタビーチなんて、超激混みビーチだと思ってて、うんざりするくらいにサーファーがいると思ってたけど、日本の海と比べたら空いてるというね。

まああとはここまでサーフボードが小さくて、横にいく練習をしたいとなると、クタビーチでもポイントが限られてくる。

そうすると、そこにはうまいショートボーダーはいるけど、レッスン中の人はあんまりいないんだよな。

そしてうまいショートボーダーの人たちは、やっぱり超うまくて余裕があるからなのか、友好的で、優しい。

もちろんあんまり邪魔だったら、いい加減にして、向こうでやってって感じになるとは思うんだけど。。。

チャンスは少ないけど、ゼロではなく、たまには沖に誰もいない時に私のところに波がくることもあり、悪くはないです。

でも問題はねえ、ショートボードコーナーがリップカレント及びその付近にあるってことだよね。

多分他ではギロチンダンパー気味になってても、リップカレント近くだと、波が弱まるから、意外と綺麗に崩れたりする、そのせいだと思うんだけど。

とか言ってたらこんなスレを見つけて、読み込んでしまった。。

カレントに流されたことある椰子

いやあ、リアルなだけに怖い。

っていうかみんなの体験談の中に、ちょいちょい、クタビーチだの、クタリーフだの、ハーフウェイだののカレントで流された話も混じってるので、マジで全然他人事じゃない。

私がきた時は、4−6feet予想だった波も、週末は5−7feetまであがる予想だ。

私には大きすぎたら、さっさと撤退しよう。

昨日の時点で、たまにアウトに出るのがきつかった。

疲れてくると、全然疲れないーと言ってたドルフィンもそれなりにめんどくさいし、やっぱりそこそこの失敗率なので、ボードがすっぽ抜けたり、均衡が保てずに、後半ぐるっと回転しちゃったり、はたまた潜りが不十分で、結構ザザザーっと戻されたり、、、、で疲れてきて昔の癖が出て、ボードを手放して、リーシュコードを持って潜ると、もっとぐるぐる回されて、もっと疲れるというね。

ドルフィンのいいところは、顔の向きが変わらないので、鼻の中に水が入らないところかな。。

水から上がって、鼻をかまなくても大丈夫なのがいい。

それはそうと、今回のクタの発見。

空港からの移動が高くてヤンなっちゃうから、ローカルビーチボーイに送迎に来てもらえると楽なんだけど、それはそれでそういうことになると即ボーイフレンド=結婚してくれ、、みたいなことになって、それをかわしていくのも結構めんどくさいから、、さてどうするものか、と思ってた。

意外と近いから猛者は歩くということで、私は今回荷物少ないのでそれもありかな?と思ったけど、徒歩45分とかそんな感じ。。。

うーん、いや不可能ではないけど、なんか金の使い方を間違えてる感じなので、これはパス。

そしてネットに乗ってるある方法を試してみた。

っていうか、ただ単に、空港をでたところで、メーターのブルーバードタクシーを拾う、という方法なんだけどさ。

びっくりしたのが、なんとメーターだったら空港からクタビーチまで23000ルピアとかだったってことだよ!

こんな安いのかー、と感激。

だって普通に空港で、空港タクシーに乗ったりしたら10万ルピアとかでしょ、今時。

しかもクタから空港までタクシーで行ったこともあるけど、そんなに安くなかったと思う。

6、7万ルピアくらいはしたんじゃないかな。

遠回りされてたのかな。。

というわけで拍子抜けの安さ。

しかも今回はご飯も15000ルピアのガドガドをそこら中で食べている。

なので、プーケットやバンコクから来た時はバリ高いっていうイメージあったけど、今回はそんなにすごく高いイメージないなあ。。

まあ私が日本から来ていて、少し金銭感覚が日本人になってるからだろうな。

金銭感覚タイ人だと、たけえよオイ!!っていうバリなんですけどね。

(まあ高いのは外国人価格、観光価格であって、ローカル価格だったらバリの方が安いんだけどね。)

 

さて、また話はカレントに戻る。

クタビーチでは、リップカレントのところに赤旗が立っているということなので、探してみよう。

確かに赤旗は立ってたけど、ネットでみた「リップカレント」みたいなマークは書いてなさそうだったんだけど、よく見てみよう。

ちなみにプーケットのカタノイではリップカレント印の赤旗、やはり立っています。

でもまあ、みんなの離岸流に流された話を読んでいたら、やっぱり日本怖いと思った。

何が怖いって、テトラ。

バリとかプーケットのいいところは、一応ライフセーバーが浜にいるし、その場所のプロと言える、ビーチで働いてずっとビーチにいるビーチボーイがごまんといるところ。

まあそれでも、反応するのはもちろん、流され初めてからで、「そこは危ないから」と言ってもらえるのは、幸運な時だけ。

今回は、カレントの怖さを思い知る、という意味で勉強になったな。

いや、プーケットでも経験はしている。

岩場に吸い寄せられる驚怖、岸まで10mなのになかなか戻れない驚怖。

今回も、あれ?ちょっとやばい?一人だけアウトにいすぎじゃね?って思ったひんやり感は3、4回感じてるし、カタノイなんかでも、一人だけ随分沖まで来ちゃってる??っていう恐怖感くらいは何回か感じてる。

もちろん結果的に、頑張ってパドルすれば普通に戻ってこれてるけど、やっぱり人が少ない海は怖い。

ここでもしもリーシュが切れたら?突然具合が悪くなったら?骨を折ったら??とか考えてしまう。。

そして友達もあまりあてにはならないと思う。

流された体験談を読んでいても、ほうほうのていで死ぬかと思って帰って来てから、友達に再会して、友達が「何処行ってたんだよー、心配したよー」みたいなケースが多い。

もちろん最悪流されまくって1時間姿を見かけないとか、遠方に流されていくのを目撃されていたら、友達が捜索願を出してくれると思うので、もちろんいた方がいいとは思うけど、それって完全にやばくなってからの話で、、基本的には一人で状況判断し、一人で戦うしかない。

学んだのは、沖に流されたらとにかく横にパドルをして、波が割れているところを目指す。

波が割れているところなら、岸方向への流れがあるし、その波に乗って帰ることができる。

ポジションキープが大事なのは、ポジションを流れに任せていると、いつのまにかリップカレントのところまで横に流されていて、そこから沖に流されてしまうから、とのこと。

なるほどね。

確かに私にリーシュをくれたおじさんと一回、二回海で一緒になったことがあるんだけど、沖に行きすぎたから戻れ、とか、ポジションをキープしろ、とか大事なことを教えてくれてたなー。

まあでも岩場とかテトラとかに吸い寄せられるような横に向かっていく流れに乗ってしまったら、、、それはまた恐ろしいけど、とりあえずクタではその心配は今のところ大丈夫かな。

クタは広いから、横に流されても割と平気ではあるけど・・ポジションをキープする習慣はつけた方がいいんだろうなあ。

あと、板が短いので、ノーズが多少落ちていて乗っても意外とパーリングしないということを発見した。

ちゃんと手と膝?で、ボードを押さえ込み、重心を落とさない、顔を下げなければなんとかなっちゃいそうだ。

しかし乗り込む時が、大きなボードと違って、ほんと腕立てのように、手で最初にガーッと押さえつけないと乗れないのはなんでだろう。

そうやって乗るべきなんだなーと、今まで上手い人を観察して思ってたけど、実際小さいショートボードに乗ってみたら、そういうやり方じゃないとむしろ乗れない。

まあでも楽しいねえ、やっぱり小さいボード。

もっと乗れたらもっと楽しんだろうけどなあ。。

やっぱり深い深い本気のパドルをもっとスピードに乗るまですることだなあ。

パーリングしてもいいから!!っていう気持ちでもっとパドルしよう。

スピートにさえ乗ってしまえば、あとは体が覚えてるので、なんだかんだと立ち上がってしまうものだし。

さあ今日も頑張りましょう。

そして体重を乗せて、腕を伸ばすドルフィンね。

足を入れ替えて蹴り込むというのもトライしてみよう。

どうも後ろがうまく沈んでない気がするので。。

 

少しずつは短いボードに適応してきている・・・とは思う。

明日こそはもっと乗りたい!

今回は全然乗ってからの練習ができていない。

なぜなら乗れてないからwww

あんまりこれが続くなら、もう少し乗れるボードに変えて、今度はライディングの練習もしたいもんだとも思うけど、いずれ小さいボードに乗りたいのであれば、さっさとボードは変えるべきなのかもしれない。

やっぱり感覚は全然違うから。

それに小さい方がパドル筋もつく。

ライディングは間違いなく小さいボードの方が反応がよくてコントロールしやすい。

あとは波のサイズによるな。

でかいのかなー。。

サーフィンやりたいなーって思うときは、いつもからだが波に乗った瞬間にくいっと横にひねる、その動作を覚えていて、それを再現したくて仕方ない感じだったんだけど、それを今回ほとんどやってないから、その快感も忘れてしまっている。

むしろ今体に残っているのは、ドルフィンで潜る時の面白さというか、快感というか。

 

そういえば、「お姉さん、サーフィン上手いねー」と海の中でローカルおじさんに声をかけられた。

 

それは私がまともにやっと乗れた一本のあとだったので、それを見て、あ、乗れるんだ・・と思ってくれたのかもしれないけど、もっと大きい板に変えた方がいいよと言われるかと思っていたのだが、みんな割とこの板で乗る方向で励ましてくれる。

なので、意外とこの板で頑張っていいようだ、と都合よく解釈している。

去年はもっと「足を閉じてパドルした方がいいよ」とか「もっとパドルしないと」とか「もっと大きい板に変えた方がいいよ」とか言われていたきがするので、

ちょっと成長したのかなー。

しかも今回は商売ベースじゃなくて、ちゃんとみんなしっかりとした情報を教えてくれる。

そのぶん、ナンパ的な勧誘が減った。

 

それがサーフィンのレベルが変わったからなら嬉しいけど、ただ老けたからかもしれない。

小さいボードを持って歩いているからなのか、サーフハットが古びてきたからなのか、顔が古びてきたからなのか、雰囲気にスレた感じが出てきてしまっているからなのか、、わからない。

でもレギャン通りでは「バイク、バイクー」って言われるからな。

一昨年かな、一番黒い時にはほとんどの人に「オジェ、オジェ」と言われてたけど、今回はまだ言われないので、外国人認定されてる。

そこまで黒くないってことだと思う。

一度、コンビニの店員に、「アダラギ」「ダリマナ」とインドネシア語で聞かれたので、インドネシア語で答えたら、日本人なのにインドネシア語わかるの?って、ちょっとびっくりされたけど。

 

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