前回、ビーチボーイに「ビーチボーイはジゴロじゃないよ!」と説明された話を書いたと思うけど。
今回のバリで、はっきりした。
ビーチボーイはジゴロです!!!!
でも、ビーチボーイは絶対に全員否定する。
なぜなら、ビーチボーイはジゴロは「How much you pay?」っていうのがジゴロだと思ってるから。
つまり、「セックスをお金で買わないか」という営業をかけているmale prostitute=gigoloというんだと、彼らは主張するわけです。
まあ、実際そういうのもいるんでしょう。
でもさ、男娼はまだ性質がいいと思うんだよね。
だってお互い合意の上での契約でしょ?
恋愛詐欺じゃないから、後腐れないじゃん。
で、ビーチボーイこそ、もっと恋愛詐欺っぽいことをしているらしいので、結局お前らがタチ悪い輩なんじゃん、という。
セックスを買うつもりで買う人はどうぞ勝手にやってくださいって感じだけど、旅行ガイドなどで警告されているのは、こっちだと思われる。
つまり恋愛関係や結婚をチラつかせた上で、金をだまし取るっていう悪質なケース。
ビーチボーイは、ジゴロ=男娼だと思ってるけど、バリの外側の人間からしてみたら、ジゴロ=ビーチボーイのような恋愛・結婚詐欺野郎のことなんだよね。
彼女が好きで貢いでるんだったらいいけど、まあたいていは利用されるだけっていうね。
日本に何度も言ったことがあるというビーチボーイは言ってたよ。
「ジゴロは日本にもいるじゃん。ホスト。バリのジゴロも日本のホストも、やってることは一緒だよ」と。
それで私は答えたよ。
「ホストはホストクラブにしかいないから。そして、ホストクラブはそういうのを求めてる人しか行かないから。
バリは誰がジゴロかわからないから、おそろしい。」と。
日本で、ホストに貢ぐ女性の場合、好きで貢いでるんだから、いいんじゃないかと思う。
でもバリの場合は、彼がジゴロとわかっていて、金で囲おうと貢ぐケースより、ふつうにボーイフレンドのつもりでいる人も多いんじゃないかと。
まあビーチボーイに関しても、お母さんに「参考書買うからお金ちょうだい」と言って、もらったお金でゲームソフトを買うくらいのノリも多いと思う。
まあそれ位だったらまだかわいいけど、車とか家、ビジネスの出資金ということになって、金額も何万円〜となってくると完全に「詐欺」という犯罪の域だよね。
ビーチボーイに言わせれば、「俺からはお金を請求してない。ただ貢いでくれるだけ」っていう綺麗事を言ってるけど、それは嘘とみたね。
あいつら、せがんでるとみた。
一緒に食事に行って、しれっと全額、ツーリストの女性に払わせる、みたいなことは多くのビーチボーイがやる。
ツーリストの女性は勝手がよくわからなくて、まあ先進国から来た私たちが払うべきなのかな?ここは?という感じで、払ってあげちゃう。
まあ、せいぜい200円くらい、二人分で300円とか400円なので、目くじらたてることもなく、短い旅行日程中、気分よく過ごしたいし、これくらいはまあいっか、っていう人が多いでしょう。
そういう飯代浮かせに始まって、、タバコをねだってみたり、ビールをねだってみたり、、、ということをちょいちょいとやるっぽい。
まあでもここまでは、ただの現地のガキのおねだりだよね。
そこから先、日本人なりオーストラリア人なり、韓国人なり、ポーランド人なり、、とにかく先進国の女の子と恋仲になるように頑張って、めでたくカップルが成立すると、彼女の滞在中は、専属運転手となり、空港からの送り迎えから何から、せっせと接待に励むけど、その間にお金がないんだアピールをしっかりして、彼女からお小遣いをせびる、、というのが手口みたい。
こうやって貢ぐ彼女の出来上がり!
クタビーチでの「girlfriend」は、ほとんど援助交際における「papa」と同義で使われているっぽい。
もちろん、ビーチボーイのプレイボーイ度、悪意の度合いには、程度の差はあるんだろうな。
なかには何人もガールフレンドがいて、本命と金づるで態度が違う人もいるんだろうし。
SEXが目当てなだけのケース、ただ晩御飯をおごってもらえたらラッキー!と思ってるケース、真剣に結婚までしたいと思ってるケース、と色々あるだろうし。
結婚まで行きたいと思ってるなら、うかつに小銭をせびったりせずに、最初はおごって安心させて、徐々に「一緒に商売やろう」「バリに一緒に住む家を建てよう」とかいって、集金を開始するケースもあるみたいだし。
結婚を目的にしている場合は、彼女にお金を出させたいという考えではなくて、外国に連れて行ってもらって、外国で自ら働ければ大金を稼げる!それでバリに家を建てる!とか、バリに帰ってきてビジネス資金にするんだ!とか考えているケースもある。
これはまあ「配偶者ビザ目的」ってやつだよね。
でもって、とにかく金だけ、ビザだけ、セックスだけ、が目的なビーチボーイもいるかもしれないけれど、インドネシア人的に「日本人は色白でかわいい。ニコニコしてて謙虚で優しいから好き。」というように、外見も性格も結構ふつうに好みだったりするようなので、そのギラギラした下心に、ふつうに恋愛感情をミックスしていることもあるみたいで、わかりづらい。
彼らからしてみたら、「外国人女性=煮ても焼いても食える。捨てるところなし!」って感じなんじゃないかしら。
あわよくば、ご飯をおごってもらって、あわよくばその上セックスもできちゃったりして、あわよくば、バイク代かスマホ代を援助してくれたりしちゃう?そして、あわよくば外国に連れ行ってくれたりしちゃう? そしてあわよくば・・・ みたいな。
ということで、クズ度に程度差はあれ、やっぱりビーチボーイは、ジゴロ・・・というか多くは、ジゴロワナビーなんだろうということが判明。
カリスマホストに憧れて新宿歌舞伎町に上京してきた、田舎の純朴なクズ、、実際女性のことはよくわからなくて、SEXもほとんどしたことないけど、日本人と結婚して日本で働いて、ビッグマネーを稼ぐんだい! みたいな、間違った大志を抱いた輩がゾンビのように、切っても切っても蘇り、ナンパにトライしているという感じかしら?
馬鹿は起業に成功するっていうけど、クタのビーチボーイを見てるとわかる気がするわ。
余計なことは考えずに、都合のよい妄想だけで外国人に恋をして、スキスキー!!と不屈にアピール。
そう、基本的に 「楽しいことだけして、お金持ちになりたい」 という、けしからんクズなので、、、ちゃんと恋愛も同時に楽しんでたりするのよね〜。
でも、彼女がいないビーチボーイも結構多いみたいで、だからこそ、お金は度外視でSEXだけでもやりたい!!って輩もいるみたい。
というわけで、ビーチボーイは男娼ではないけど、恋愛詐欺師とかヒモ男願望、よくて玉の輿願望はことごとく持ってるっぽいので、注意しましょう、皆さん!
あ、でも一応フォローしておくと、ビーチボーイと結婚しても、ビーチボーイを日本に連れ帰った場合は、それなりにうまくいくケースもあるらしいですよ、話によると。
おそらく、日本で働いて生活して、はじめて「日本で働いているからって、湯水のように金が湧いて出て来るわけではない。」ということが理解できるのではないでしょうかね。
結婚して、バリに住んだままだと、上記のような妄想に取り付かれたままで、彼女の金をガンガン湯水のように使う、ということが発生しがちのようです。
まあ、宵越しの金を持ったことがない、貯金という概念がない、金があったらあるだけ使ってしまう、という、悪気のなさゆえなのかもしれず、育った環境、文化による経済観念の違いであって、彼女のことをATMだと思っているからなのか否かはわかりませんが。
とはいえ、日本でお金を稼ぐことだけが目当ての結婚だったら、数年働いてある程度貯金ができたらサヨウナラ!だろうしね。
それからこれは、女性にだけ当てはまる話ではなくて、男性のサーファーにもあてはまる話のようです。
つまり、彼らはgirlfriend=papa(sugar mama)と捉えがちであるのと同様、男性のfriend=financial supporterと捉えがちのようです。
たとえば、あるビーチボーイは「タトゥーいれたいけど、お金ない。タトゥーは自分でいれるもんじゃなくて、友達におごってもらうものなんだよ〜」と言っていました。
タトゥー屋に客を連れて行けば、かなり高額のインセンティブをもらえるとも言っていた。
外国人の友達の話といえば、彼が如何に高いお酒を何杯も気前よくおごってくれるか、という話。
でもわかるわ。
タイに住んでいる私からしてみたら、バリの物価はけっして安くない。
タイでも倹約しながら住んでいる私が、バリで湯水のように金を使う気にはまったくならないけれども。
オーストラリアやヨーロッパからやってきたら旅行者にとって、バリの物価なんて笑っちゃうほど安いだろう。
王様みたいに振る舞えるのはよくわかる。
特に長期滞在者ではなくて、年に一度のアジア旅行だったりした日にはね。
というわけで、まあ男性の場合は、恋愛詐欺や結婚詐欺まで発展しない分、被害は大きくなりづらいけれども、本質的な部分、「外国人はATMとして利用するべきものである」と思われている可能性に関しては、一緒なんだよね。
とはいえ、相手も人間ですから。
もちろん「金」を超えた人間同士の交歓はあるはずです。
きっとね!