久しぶりに、来てるじゃないの、波が。
まだ干潮まで間があるのに既にカタがいい感じだわ、ということはカタノイはかなり素敵なことになってるんじゃないの?
ということで少し早めにカタノイに行くと、あらあら皆さん既にいらっしゃる。
すごい不思議。
波予想ではいつも通りシケた予報なのに、皆さんどこからか聞きつけてやってくるのね。
しけた波の時は、わざわざ旅行で来たからにはと仕方なく入ってるビジターと、初心者しかいないんだけど、波がいいと、どこからともなく上手い人たちが集まってくるから不思議。
最近はしけた波続きで、キレキレの技を見ることなんてそうそうなかったので、今日はキレッキレのちゃんとしたサーファーが何人も来てるのを見れて幸せな気持ちになりました。
プーケットにもちゃんとしたローカルサーファーいるんだなぁ。
すごいよねー、やっぱり気持ちが良いわ。
姿勢が綺麗で無駄がないし。
ローカルは板に乗ってる時にお尻がプリッと尺取虫っぽくなってるのに憧れるね。
あれは上手いからというよりも、ただタイ人の体型のような気もするけど、きまってますね。
私はといえば本当に冴えず、みんなにお前&この小波の組み合わせにはボードが小さすぎるとごもっともな指摘を受けるほど、かわいそうになるくらい波に置いていかれまくり。
ファンボードなら確実に爽快感!!って感じのいい波が来た日なのに、分不相応なショートボードの私は不完全燃焼。
とはいえ、ご好意で貸してもらっているボードなので、嫌なら自分でお金払って大きなボードを借りてこいよ!って話。
まあ、それもありなんだけどね。
これはこれで、練習になっていると信じてる。
まぁ乗れる時もあるよ、、
そして例えばそれは比較的大きな波に、相当前もって助走した時。。
またはやっぱり自分的にはかなり浅いパドルを速くたくさんできた時。
とはいえ、それらを心掛ければいつでも乗れるわけでもなく。
みんなが無視する小さめの波を拾おうとすごく手前で待ってると、素敵なデカい波はもっとアウトサイドで崩れちゃうし。
かといっていっちょ前にアウトサイドで待つとなると、いっちょ前の波を皆さんと取り合ったり分け合ったりになるわけで、そこまでいっちょ前に乗れてないからなぁ、ちょっと躊躇いを感じる&勿体なくて小波を捨てきれない私。
という何かモグラ叩きで失敗しまくってるようなそもそもの狙いミスもありつつ、ようするに波に乗れない。
気持ちよく波の上の方で乗れたことも何回かはあるけど、あまりに乗り遅れることが多いせいで、乗った、、!!!というところで集中力が切れていて、乗ったあとの動きだの、乗り方だのになかなか意識を持てない。
それにすぐ失速する。
ちなみにターンはしやすいボードなので、乗った後に向きは変えられるけど、既に波の下に降りてて失速する。
そして座っても安定しないので、四肢を投げだして胴体をサーフボードに載せる形で寝っ転がって待つ方が楽で、なんかわたし本当に海亀みたいだなあーと思った。
ちなみにサーファーがサメに襲われやすいのは、サメが下から見た時に捕食対象のウミガメに見えるかららしいです。
ということで成長が見られない可哀想な私。
成長といえば、前乗りを何度かしてしまって、これが悪しき前乗りというものかというのを学んだこと。
前乗りしそうになったら、慌ててノーズを上げて、ボードの後ろに座る感じでクリアするというやり方も教えてもらった。
成長はないのに、肩と腕の逞しさだけはまるで男の子のようになってきていて、肌の色は小麦色になってきたし、髪も中途半端に伸びて、寝起きは昔のサーファー男みたいになってるし。
というわけで、コンタクトレンズを外した状態で寝起きの自分が鏡に写ると、ぼんやりとした人影はまるで90年代のジャニーズジュニア。
そんななのに、最近、カタノイに行くまでボードを抱えてトボトボ歩いてると、バイクの後ろに乗せてくれるジェントルマン続出。
今まではこんなラッキー、なかったぞ?
ワイルドだった髪の毛を結ぶようになったからか?
(東南アジアでは髪型によって、扱いが変わることはよくあるので。)
最近の干潮の時間帯のせい?
よくわからないけど、こんなどんどんゴリラみたいにたくましくなってきてて、今となっては歩くのはそんなに辛くないし、むしろサーフボードを抱えて2ケツするのって意外と大変なことを思い知った位だけど、ひとつの町内触れあいアクティビティとして申し出には乗っかることにしている私だった。
メンズサーファーは、レディースサーファーに優しくしてくれるのかもしれないな、と感じることは多々あるけど、、それだけ私なんか特に男子と比べたら子供扱いでも老婆扱いでも釣り合う位の非力感があるけど、、甘んじたらいけませんな。
肝に銘じて頑張ろう!
ちなみに日本人サーファーの方に頂いたワックスを、いつもお世話になってる宿のおじさん(サーファー)にあげたら、いそいそと仕舞い込んでいたので、あれは要るということだな。
まぁ良かった。