バリ島に来ています。
バリでサーフボードを買うとペラペラで日本の波には通用しないよ、という話をよく聞くけど、私の場合今の所日本でサーフィンする予定はないし、プーケットを基盤としているサーファーと話すと、バリで買うと安いよ、という話を聞くくらいで、バリで買った板がプーケットでは通用しないという話も聞いたことないし。
むしろプーケットでお世話になっていたサーファーのおじさん曰く、プーケットから板を持って行くより向こうで中古の板を買ったほうがいいんじゃない?とのこと。
おじさんからすると、私がプーケットで買った板はちょっともう私には大きすぎるから、それをプーケットで売っていって、バリでもう少し小さい板を仕入れたら?っていう話だった。
というわけで、バリで板を探していました。
で、ある日、素敵な板に出会った。
だいたい6.6〜6.2くらいの厚めの板がいいんじゃないかな、と勝手にあたりをつけていて。
レンタルボードで、板のサイズを少しづつ微調整していろいろ試していた。
6.6の21 1/2、6.3の21、6.2の20 1/2と試していったところ(そういえば厚みのことはあんまり考えてなかった。。持った感じ、厚すぎず、薄すぎない、くらいの感覚。。)、自分的にはちょっと小さいかもしれないなー、くらいの6.2の20 1/2、厚みが2 3/4の板がびっくりするほど乗りやすかった。
浮力はいつも使っている感じの板より、若干ないかなーくらいなので、パドルも若干いつもよりきついかなーくらいで、慣れれば全然気にならないくらい。
そして全然パーリングしないことに感動!!
すべての波に乗れちゃう感覚。
今まで浮力の大きい長い板だったら乗れなかったホレた波とか角度が急な波にもパーリングせずに乗れちゃう。
そしてこの板は乗れる!パーリングしない!という自信がつくと、変な恐れが出ないから余計に乗れる。
どうもパーリングを恐れて早く立ちすぎたり、パドルを途中でやめて波を待ってしまったりという変な癖がつきつつあったこと。
先日うまい人に見てもらったところ、パドルはけっこう早い、パドルの姿勢も悪くない、ただテイクオフの時にパドルを十分にしてないのが悪い点だと言われたこと。
などから、短めの板のほうがいいんじゃないかという考えが的中。
かといって先日ちょっと乗らせてもらった、6.0の19くらいの板だとちょっと今までの板との落差が激しすぎるかな?パドルがきつすぎるかなー、安定性ももうちょっとあったほうがいいかな?という気はしたので、これくらいがいいのではないかと。
とはいえ、6.0も19でも不可能ではなくて、ちょっと練習して慣れればこのサイズでもいけたのかもしれないけど、まあ小さすぎるよりは大きすぎるくらいのほうがいいでしょう、多分。
というわけで、このレンタルした板が欲しい!とレンタルボード屋のお兄さんにかけあったところ、2500,000ルピアなら売ってやるとのこと。
中古とはいえボロボロではない、そこそこ綺麗な板ではあるけど、新古品というほどでもなく、小さなリペアが何箇所かある感じ。
極め付けは、フィン部分のリペアによりフィンが固定されていて容易に取り外しができないこと。
飛行機に乗せるのにそれはけっこう問題だ。
それに新品が、ハードケース、リーシュ、フィン、ボードパッドとすべて込みこみで3500000ルピアで買えるバリ。
これぞマジックボードってやつ?と思いはしたけど、ちょっと割高かなーと思う。
2000,000ルピアなら買ったけど。
このボードすごい!っていう私の思い入れを持ってすれば、2万円って別に高過ぎはしないのかもしれないけど、そんな思い入れを考慮しなければ同じようなスペックの新品の板を2万5000円で買ったほうがいいだろ、という意見はしごく真っ当。
というわけで、同じようなスペックの板を探してベネサリロード付近のサーフショップを訪ねて歩く。
で、最終的にポピーズ2のショップ(たしか日本人オーナーとか言ってた)で、なかなかいいじゃん、という板を発見。
値段は板のみで3300,000ルピアでツインフィンでなんといってもデザインが可愛い。
しかしよく見たらツインフィン!!
今までトライフィンしか乗ったことのない私。
ツインフィン?!
今まで私の長い買い物に付き合わされて、もう決めちゃいなよ、これいいじゃん!という風だったビーチボーイも、ツインフィンということがわかったとたんトライフィンのほかのボードを勧め出した。
ショップ店員は、ツインフィン、ターンしやすいし初速も早いし問題ないよ!って言ってるけど、ここは慎重になろう。
過去ツインフィンが流行った時代があったということは、それはそれで可能なんだろうけど、なんだかんだ現状はトライフィンが主流ということは、それなりに理由があるはずだ。
ということで、ちょっとネット検索。
回転性が高く、テイクオフも早いということだけど、安定性はトライフィンに比べると劣るため初心者には難しいと言われる。
ということらしい。
まあこれはこれで楽しいのかもしれないけど、別にツインフィンがいいというこだわりがあるわけでもないし、やっぱり初心者は無難なセレクトにしておいたほうがベターだよな。
ということで、ツインフィンは断念したのでした。
ちなみにやっぱりベネサリロードあたりのサーフショップが一番いい気がする。
いつもここらで板をレンタルしているので、ほかのところも見てみよう!と、ポピーズ1やポピーズ2の店もチェックしたんだけど、レンタルボードが驚くほどボロボロでびっくり。
すごく重くて変形しているようなやつに上からペインティングしてるような代物。
同じ400円払って、ベネサリなら新品同様くらいのやつを貸してくれる。
でも6.6の21とかはどのショップにも1枚くらいはレンタルボードがあるけど、6.2の20という私の探しているサイズを置いているショップはあんまりなかったところ、ポピーズ1のはずれ(というか一本はいったところ)に、6.2と6.6がそれぞれ数本ずつある、しかもどのボードもボロボロじゃない、という素敵なショップがあり、探せばあるもんだなーとちょっと感動しました。
ちなみにレンタルじゃなくて、板を買うならポピーズ2も悪くなさそうだった。
つづく。