結局冬の間はトータルで数回しかサーフィンしなかった。
3回?5回?
1月に3回、2月に2回くらいかなー。
3月、4月は別の趣味にハマってしまい、一切サーフィンしようという気にならなかった。
それが5月下旬、暑くなってきたら急に海に入りたくてソワソワしてきた。
そんなわけで先週から3、4ヶ月ぶりくらいに再開して今日は4回目だったかな。
といっても3、4ヶ月前のサーフィンだって、3、4ヶ月ぶりで、その前のサーフィンだって3、4ヶ月ぶり。
そんな感じなんで、パンデミック前だって三歩進んで二歩下がる状態だった私のサーフィンが、一歩進んで一歩下がる感じになってはや何年だろうか。
しかもこの冬はたいそう太ってしまい、サーフィンを始めた頃と比べると7kgくらい太っている。
これでは浮力ボードも普通のボードなんじゃないか。
困ったもんである。
なんか波に置いてかれるし、なんか立てないし、なんか違うんだろうけど何が違うのかわからない。
辛いな・・・ そもそも下手くそだったのに、さらに下手の極み・・・。
と思ってたんだけど、日を追うごとに少しずつ気づきがあり、再開4日目の今日、だいぶ感覚を取り戻してきて幸せ。
冬に再開した時なんて、フィンの付け方忘れてて、トライフィンでもクアッドフィンでもセットできるサーフボードに、何を思ったか5枚フィンをつけてサーフィンしてたからね。
その間違いに気づいたのは、ずいぶん経ってから。自分でも呆然だよ。
自分の板なのに、どこまで忘れてるんだよ。
あと真冬なのにトロピカルなワックスがべっとりついたままのボードだからそのままでいいかと冬用のワックスを上塗りすることもなく、そのまま海に行って、ツルツルしちゃったり。
でも冬の間に自分で板をリペアしたり、ドライヤーで温めながらワックスを全剥がししたりということまではやったのよね。
さて乗り方については、まず思い出したのは、臆すれば臆するほどテイクオフで下を見てしまう私の原初の癖を思い出して、下を見ずに進行方向を見ることを徹底。
あとは昨日小耳に挟んだ「もっと前に荷重した方がいいんじゃない」と言っていたおじさんの言葉がもしかして彼の連れじゃなくて私に言ってたのかも、と急に帰宅してから思えてきて、今日もう少し前に乗ってみたら、調子よし!
板の少し前に乗ることで、私が上手い人の「お嬢様パドル」と以前認識していたものの意味がわかった。
ようはオットセイっぽいというか、上体を起こしてパドルは横から後ろにかく感じを指しているんだけど、どうしたらそうなるのかわからなかった。
でも、板のもう少し前に乗ると、バランスを取るためには上体をもっと逸らさないと釣り合いが取れないし、上体を起こしてパドルすると、手を前に伸ばすとバランスを崩す。よって、手の入水位置はそんなに前ではなくて無理のない位置、上体の横くらいからにしてみたら、パドルの時に肩甲骨が動く!そして、手応えのあるパドルを楽にすることができた。
全てが繋がった気分。
手を入れる位置は前じゃなくていいとか、肩甲骨を動かしてパドルしろとか、上体を上げろとか、聞いてはいたけどどうやって実現していいのかわからなかった全てが、「こういうことか!」と腑に落ちた。
これだとパドルも前よりちゃんと水をかけている気がするし、波に乗るときに前後に体重移動がしやすい。
もちろん下を見たりしたら刺さるリスクは高くなるのかもしれないけど、進行方向を見て腕ですぐに立って、そのまま立ち上がれば良いわけだわ。
そしてその姿勢になったら、謎に立ち上がれない問題も自然に解消した。
テイクオフで手をつく位置もなんか変なんだろうな・・と思ってはいたんだけど、「そうそう、こんな感じだった!」という感じに正しい位置に手をつけるようになった模様。
あとテイクオフ時に蹴りを入れるのも、この乗り位置だとできるんだな。無意識に蹴ってた。
今までなんで蹴れるのか不明だったのだけど。
ちなみに「肘を低い位置にキープする」のがパドリングの基本らしい。(クロールのように肘を上にあげない)。
なるほど、それがお嬢様パドルかもしれない。
その無駄な動きのなさが、プリプリそよそよしたお上品な感じに見えるとみた。
あとは体重増加のせいで浮力ボードが普通のボードになったからか、おへそと両腿の3点で板を押さえて重心を安定させる、みたいな話もどこかで聞いた記憶があるけど、意味がわかったんだよなー。
今の私はぶくぶく太って筋力もスタミナがないから、穏やかな小波なのに2時間経つ前に疲れてしまう。
今日なんて、もう2時間くらい乗ったかな?と時計をみたら1時間しか経ってなかった・・・。
ウェット着脱の労力を考えたら2時間は入りたいところだけど結局90分で退散。
でも90分で多分20回以上はテイクオフしたし、5本くらいパーリングしたりコケたりしたし、ナイストライ!ということにしておこう。
湘南は混んでる・・特に週末はドン引きするほど混んでいる・・・と思ってたけど、時間と場所を選べば、それなりに下手くそでも楽しめる隙間があることにもここ数日で気づいてきた。
とにかくパドルやテイクオフの感覚を思い出すことが目標の今の私には波予報は参考程度でいいんだなとわかった。
今日なんてBCMで15点、Surflineで1-2feetのPoor to Fairだったけど、とにかく恐怖心なく数多くテイクオフの練習をしたい私には最高の環境だった。
昔は1フィートなんて、そんなのサーフィンできなくない?と思っていたけど、湘南は全くできない日も多いから、1フィートでもあれば素晴らしい感あるよな。
今日はフルスーツを着て暑くもなかったけど3mmジャーフルでも十分な気候なので、フルスーツは今日を最後に仕舞う予定。
ジャーフル1枚だと洗い替えが欲しくなるかしら。
まあでもフルスーツの着脱よりジャーフルの着脱の方がやはり楽。
着心地はフルスーツの方がいいくらいなのだが・・。
今日はサーフィン後、右肩の三角筋の背面が凝った感じがした。
前腕のストレッチや肩を回すストレッチをしたら、凝りはいつの間にかほぐれた。
脇の下も凝ってるなー。
サーフィンで肩周りが痛くなる人は、サーフィン中の姿勢もあるけど、それよりデスクワークで肩首が固くなっていて肩周りの可動域が狭い人がサーフィンをすると肩の腱とかに負荷がかかる問題があるらしい。
1−2時間ずつちょこちょこサーフは、徐々に体を慣らしていくという意味では賢明かもしれない。
しかし上達という意味ではどうなんだろうね?
例えば週1で5時間みっちり入るのと、週5で1時間ずつ入るのと、どっちの方が上達が早いのかな。
なんてことをぼんやり思う今日でした。