プーケットからバリに今年も移動してきたわけだけど、クタビーチにとりあえず入ってみてプーケットカタビーチとの比較。。
Magic sea weedの波予想での単純な比較だと、バリ、クタビーチのほうがプーケット、カタビーチよりもちょっと波が大きいんだねー、というくらいしかわたし的にはわからなかったのですが。
実際入ってみると、ちがーう。
といっても、クタビーチは以前にも2回?3回きたことがあり、とくに初日はパワフルで時に危険なので、怪我しやすい。無理しないようにしよう!と思ってたこともあり、戦々恐々でびくびくしながら臨んだせいもあるんですが。。
まず、圧倒的に混んでるよね、やっぱり。
スクールも、バリのサーフスクールは本格的で、スクール生といえどもけっこうそれなりにうまい。
でもスクール生だけにどでかい練習用のロングボードに乗っている。
ということで、スクール地帯に紛れ込むと、波取りで勝てない。
かといって、スクール地帯ではない、ローカルのショートボーダーたちが乗るほうの波にいっても、そちらはそちらで、みんなうまいので、波取りで勝てない。
ただちょっとインサイドだったり、ちょっとポイントの外れにいたりすると、おこぼれ的に頂戴できることがある。
プーケットとは全然違うなー。
まずプーケットは、今日は地元サーファーも勢ぞろいしちゃって、観光客も多くて、どうしちゃったの?盛況ですなー・・・みたいな時でも、一箇所にいるサーファーの人数はせいぜい20〜30人というところ。
でもそんな日はかなりレアで、13,4人もいれば、みなさんお揃いで!という感じ。
そして波の違いもあって、感知できないようなとんでもない遠方からサーファーが波に乗ってくる、ということはあんまりない。
さらに誰か奥から乗ってきても、結構な確率でわたしのところに来る前にワイプアウトする。
それがバリだとあんまりないんだよねー。
しかもプーケットはなんだかんだ、もう全然乗れないっていう時間帯がそんなにないんだよね。
ハイタイド気味もロータイド気味も、一日に二回乗れたりもする。
でもバリのクタビーチの場合は、ロータイドのギロチンダンパーぶりが凄まじく、ロータイドの3〜4時間はハナから入れない感じ。
まあ日によっては、満潮をはさんで早朝と昼とか、2回入ることはできるかもしれないけど、その点はプーケットのほうがいいかも?と思った。
ただ、ロングライドをしたいとか、もっとパワフルな波が欲しいとか、そういうんだとやっぱりバリなんだろうけど。
サイズ的にはそんなに大きな違いを感じなかったかな。
ただ、バリのほうがパワーがある感じはしました。
さて、プーケット最終日はいい波に恵まれ。
完全に何かをマスターした実感とともに終われたわけではないけど、屁っ放り腰になるのではなく、膝を曲げて腰を落として低く保ちつつ上半身の姿勢はよく保つことや、上体を開くこと、サーフボードを立つ時に腕で立つ大事さ、そしてとにかく視線を落とさないこと!!!など、大事なことはカラダで学んだかなー。
さて、そんな感じでバリに移動して初日。
ボードを変えたので、それもあるけど、波も違うし、最初はカンをつかめず。
パーリングを恐れて、早く立ち上がりすぎて、立ち上がって終わる、というのが多かった。
それからパーリングもそれなりにした。
ただ午前中が、うーん、なんかピンとこないなー・・・だったのに比べると、午後はなんとなく感覚をつかんでパーリングを恐れないで挑戦できるようになったせいと、ポイントブレイクに行ったせいもあり、それなりに乗れて、まあ満足かな。
とくに二回、立て続けに、これまでにない乗り心地を経験。
それは見事なパーリングのあとだった。
パーリングしたあと、私の脳裏には思いっきりサーフボードのロゴのイメージがあった。
つまり、パーリングした瞬間、思いっきり下を見てたんじゃんね。
あれほど下を見てはいけないと言ってるのに、それでもまだ見てるんだね。
その現実に気づいて、次の波の時は、とにかく思いっきり横をみたんだと思う。
わからない、前だったのかもしれない。
でもとにかく、思いっきり上体というか頭?顔の位置は高かったと思う。
その結果として、立った次の瞬間には思いっきり横に向かって走っていた。
そしてすぐ後ろで、思いっきり掘れた波がすごい勢いでザパーンと崩れてきており、なんならチューブの中に入りそうな勢いだった。
(その前後に、実際、チューブライディングしてる人を見たけど。)
この感覚は始めてだった。
立った瞬間に、ボードが完全に横を向いている感覚。
それから、すでにボードはかなりのスピードで落ち気味なのに、そこから視線の位置を無理やりくらいに高くすることで乗りきった感覚。(これは始めてじゃないけど、ここまで早い波では始めてかも。)
そしてホレた波に乗れた感覚。
伸び上がるような感覚。
思いっきり横を向いたことと、今回はボードが6.6と、プーケットで普段使っていたファンボードより短く、厚みも少なく、板が動きやすかったこともあるかもしれない。
とはいえ、5秒くらいでワイプアウトしてしまったんだけど、ちょっと興奮した。
そのあと、もう一回同じように横に行きかかったんだけど、今度はいけた!という瞬間に、足がつるっと滑ってしまってダメだった。。
あとは、6.6になってみると、7.2で乗れてたくらいのうねりはキャッチできず、ちゃんと傾斜がある波じゃないとゲットするのが難しいのを感じた。
7.2ならこのまま走ってくれるはず・・・という感覚の時も、6.6だとまだまだ波に乗れてない。
あとはボードのバランスも。
7.2だと落下するかも・・みたいなときでも、思いっきり上体を反らしていけば乗り切れる、という感覚を持った。
でもまあ、7.2で落下するのも所詮は下を見てたせいかも。
下を見ない感覚。
波のトップをみる(横をみる)感覚。
ぐっとカラダごとくらいに後ろ横を見ていけば横に進む感覚。
腕でテイクオフする感覚。
色々と、「わかった!」気になっても、すぐにまた戻ってしまうんだなーと改めて痛感。
ちょっとがっかり。
もっとこの感覚をカラダに染み込ませないといけないんだな。
横を見ながらの床でのテイクオフ練習をするべきなのかもしれない。
あとバリに来て改めてわかったこと。
また右手首が痛くなったけど、それはやっぱり波をクリアする時にリーシュコードの根元を右手で握ってるから。
その先で、ボードがグリングリンに回転してたりするので、手首にかかる負荷が半端なかったみたい。
危険。
リーシュコードを持ってクリアするのはやめよう。
やっぱりローリングスルーをしまくるのが一番良さそう。
ドルフィンを練習するのもアリだけど、今回のボードは幅が21もあるので浮力がけっこうあって、どうなんだろ。できるのかしら。
で、それ以外だと、やっぱりローリングスルーというか、ボードをひっくり返してしのぐのが一番ダメージが少ないことを実感。
それから横へ行こうとして斜めにテイクオフしすぎて失敗する事例が最近けっこう多発。
斜めにしすぎるとひっくり返されるらしく、斜めというのは、ほんのちょっとの角度でいいと本で読んだので気をつけよっと。
先日、マッコイの7.0を人に借りて試乗したんだけど、なんか異様に分厚くて逆に乗りづらい気がしたところ、昨日、サーフボード屋のお兄さんに、分厚すぎても動かしづらくて乗りづらいと言われて、そうだよねって気持ちになった
その点、今回のボードはそこまで厚くなく、そのぶん幅がある。
幅21のボードっておそらく初めて乗った。
私史上、最高に幅広い板なんだけど、幅って広ければ広いほどいいのか?
ちょっと広すぎかな?
というのが私の今日のなんとなくの感想。
とはいえ、浮力的には割とちょうどよいような感じがした。
ちなみに広すぎると回転性が落ちるらしいので、問題があるとすればそれかな。
でも初心者は回転性の高いボードを使うと上達の妨げになるというし、たいした問題ではないのかも。
でもちょっと運びづらいし、パドルも微妙にしづらいので、20インチを試してみたいところ。
気づきはそんなところかなー。