今日もいつものカタビーチ、ボートハウス前の初心者エリアに向かう。
10月に入ってからは、波が小さいからか、うまい人はカタビーチに来ないので、夏はまだいたうまい人の影は見えず、ド素人集団がバチャバチャ懸命にやっています。
なので、わたしもそこに加わる。
お互いに下手くそなので、けっこう危険だけど、気を使うことがない。
でも、どんぐりの背比べって感じなので、あんまり参考にはならない。
たまーにうまい人も来るので、その時は観察のチャンス!
さて、でも今日は、ボートハウス前にまったく波がない。
まじかよ、こんなの初めて。
いつももう少し上手い人たちがやってる、ビーチの中央付近に目をやるも、そこもノーウェーブだよ。
うっそー、、と思って目を凝らすと、ビーチの北側に、ちらほらとサーファーが見える。
ということで、初めてビーチ北側で入ってみました。
空飛んでるアクティビティ(名前わすれた)をやってるのの向こう側なので、人が離着陸するときは、笛が吹かれて「のけのけー!!」って言われて、人がわらわら移動してくる。
それはちょっとうざいけど、スウィマーも少ないし、悪くなかったです。
波はやっぱりちょっと小さいけど、休憩挟んで4時間くらい居たくらいだから悪くなかったのかも。
昨日は、ちょっと疲れてビーチで海を見ながら一休みしている時に、デブマッチョのどでかいおっさんが、どでかいロングボードでやってきて、海で光ってた。
わたしは勝手に、すいすいパドルのおじさんと名付けた。
それくらい、パドルがめっちゃ早いのである。
ほんと口笛吹いてそうなくらい、リラックスしていてなんの力みもないのに、すいすいーっと魔法のように進んで行くのです。
そして、へたくそ集団が小さい波の海にいるので、なんだか誰も滑ってこないなーなんて時間帯だったんだけど、そのでっかいおじさんだけは、これまたすいすいと滑ってくるのである。
というわけで、よしおっさんを見習おうと意をけっしてもう一回海に入ったんだが、おじさんは、海の中のいろんな人に気軽に話しかけ、わたしにも、波がきたぞ!パドルしろパドル!!と、世話をやき、賑やかだったので、しばらくしておじさんが去った海にはまた、へたくそだけが取り残され寂しいものでした。
といっても私もそろそろ、初心者の中の初心者、ではなくて、初心者軍団のなかでは中堅みたいになってきたので、おじさんみたいに初心者オブ初心者を教えてあげたりするべきなのかもなー。
といっても、上級者オブ初心者みたいな、サーフィンはじめて半年(でもローカルだから週三日くらいきてる)の面倒見のよいお兄さんが、けっこう一生懸命指導してくれたことがあるけど、、、ひとりで必死でやってるところ、声かけてくれて嬉しかったけど、、でもサーフィン始めて半年ときいて、お前の指導はほんとうにほんとうなのか?と思ったこともある。
ちなみに初心者オブ初心者は、寄ってこないでくれよ!俺だってまだお前を避けられないんだよ!!っていうくらいに、無邪気によってくるんだよねえ。
避けても避けても、また近くにきた!みたいな。
ていうか振り返ると真後ろに待機してる、みたいな。
そんなに海混んでないですけど?っていうか、超空いてますけど!
みたいな。
まあ仕方ないわねえ、私もそう思えるようになったということは少し成長したのかもしれなくてよ。
今までは無邪気にすりよっていってたのかも。
それをいうとスイマーもそうなんです。
よし、いける、と思って岸を見た時に、自分の進行方向で、子どもが水遊びしてた時の絶望感。
これもまた、避けても避けても、新たな伏兵が・・Oh! No!!! って感じなんですけど。
まあこれも、横に進めるようになったら関係ないんだから、今だけの悩みね。
ちなみにたまにサーファーと横並びで波待ちゾーンに永遠につかっているおじいさん(ボードなし)とかがいます。
2時間でも3時間でも移動することなく、同じ地点で浸かっているのです。
おとといのおじいさんなんて、花のついてピンクの麦わら帽子をかぶってたので、謎のおばあさんだと思ってたら、謎のおじいさんでびっくりしたよ。
どうでもいいけど。
なんでスウィマーゾーンじゃなくて、こんなビギナーサーファーがうじゃうじゃしてるところに浸かってて居心地が悪くないんだろう?と謎だけど、意外と邪魔でもないし、いい目印になったりして、私はそのおじいさんの隣で波待ちをすることにしてました。
と、どうでもいい四方山話はおいておいて。
昨日ははじめて、波を立ってから滑りおりました。
興奮したよ!
こういうことか!と。
スピード感が全然違う。
波が崩れる前にテイクオフして立つ!っというのを目標に、がむしゃらにパドルをすることを試みてたんだけど、失敗続きだった昨日。
そのとき、何が違ったか、というと、「浅パドルだ!!」と思いました。
沖へ向かうのにはだいぶスイスイと力をいれない楽なパドルで進むようになった私。
それでも、これが本当に正しいのかはわからなくて、もう少しボードの前に乗ってみたりしてました。
ボードの前の方に乗ると、もっと深く漕げるのです。
でもそのぶん疲れる。そして疲れるわりに浅パドルと比べてすごく進んでいるという感じもしない。
でも、このほうがいっぱい漕げていそうだったので、テイクオフのときはこっちを採用していたんだけど、漕ぐのに疲れるから、そんなにグアーッと漕げないんですよねえ。
そこで一回浅いパドルで、つかれないぶん、しゃかしゃか回数をぐあーっと漕いでみたの、試しに。
そしたら波の上で乗って、立ち上がるまでいけたみたい。
やっぱりパドルでスピードつけてから波に乗った場合は、スピードがあるから板も安定して、よりはやく立ち上がれるような気がしました。
あとは、波に乗ったかな?乗った?でも、もう少し確実に安定してから立つわよ!って感じで、2秒くらい波に乗ってから立つのがいつもだったとすると、最初の一瞬の「乗ったかな?」で立っちゃうという感じ。
でも、それ一回きりかなあ。
あとは近づいてきている感がある瞬間はあったけど、やっぱりパーリングと乗り遅れを仲良く繰り返すというかんじでしょうかねえ。
近づいてきているというか、今までない感覚としては、まあ乗り遅れてるってことなんだろうけど、波の断崖絶壁みたいなところで立とうかどうしようか、という瞬間が増えました。
ここで立ち上がるべきか、でも立ち上がったら、ここから真っ逆さまだけど、あってるのかな?もう少しパドルして、波を滑り降りながら立つべき?それとも前荷重で立ち上がればうまく立ち上がりながら滑りおりられるの?それともこのまま、波の上に立って、立ち上がった次の瞬間から落下するの?みたいなかんじね。
まあ結局失速して立ち上がる前に終わるんだけど。
こういうシチュエーションは前はなかったので、なんだこれ?何が違うのかよくわかなんないぞ?というかんじ。
というわけで、いまひとつ明日の課題がわからない。
まあ引き続き、しゃかしゃか浅パドルをしまくって、パドルで早いタイミングでテイク・オフし、波を立って滑りおりることができる回数を増やす
これでしょうか。
ちなみに、最近はローリングスルーもたまに練習しているので、これの成功も目標としましょうか。
ちなみにローリングスルーは、ボードをもってくるっと180度ひっくり返るところまでは簡単。
そこからの勢いで、そのまま腕でボードをさらに180度ひっくり返して、ボードに乗り込むっていうのは、これからの課題。
でも、最初の180度だけでも、波のダメージを全然受けないという意味ではやる意味あるなーというのが最近の発見。
プッシングスルーで失敗して、ぐぼぼぼぼって波の圧力を正面から受けるよりも楽。
私にとって一番確実な定番、牛飼いスタイル(犬の散歩スタイル?ボードを飼い犬みたいにリーシュコードを持っておいて自分だけ潜る)も、けっこうリーシュを持ってる手が疲れるし。
それに比べたら、ローリングスルーは、ノーダメージで波を越えられる気がした!
(ちなみにファンボードなので、ドルフィンスルー(ダックダイブ)は諦めてます。)
しかし、パドルをこんなに頑張ったのが初めてなのか、初めて腕がパンパンになりました。
特に右手の手首や手のひらがパンパン。
なんでだろう?
やっぱり犬の散歩のしすぎかなあ。
それしか考えられない。
それとも方向転換するときに、無意識に右手でばっかりパドルしてたのかなあ。
あ、あと昨日は初めて、日本の女の子も見かけました。
ショートボードなのに、すいっすいっとめっちゃスムーズなパドルですいすいと進んで行く姿に、憧れました。
ぎこちなさで、その人の経験とスキルがわかるというもので、訊くのも野墓なんだよねっていうのが、最近よくわかってきました。
バランスの取り方がよくわかっている中上級者のサーファーはリラックスしてるのにたいして、まだバランスがうまくとれない初心者は、変な力みがあって動きがぎこちない。
そりゃ疲れるよねってかんじ。
私も最初の頃に比べたら、ずいぶんパドルも方向転換もスムーズになって、ボードを持ち運ぶ体力も残ってないほど疲れ切るってこともなくなった。
それでも、華麗な上級者を目にすると、まだまだバシャバシャとぎこちないなーと反省。
サーフィンはパワーも必要だけど、パワーのスポーツというより、やっぱりバランスとタイミングのスポーツなんだろうなあということがちょっとわかるような気がしてきたところなので、がむしゃらにばしゃばしゃ・・より、美しくリラックスして・・を心がけようっと。